のりさんのブログ

時々、色々とアップしてます。

2020-11-25から1日間の記事一覧

「原初史(創世記1章~11章)において、神はどのように描写されているか」

私たちに伝えられているものは、聖書の最初の十一の章において人類創生の全歴史を貫く、世界と人類の起源についての問いの奥深い部分にその根を持っている。聖書の原初史には、初期の段階における人類の諸宗教と聖書を結びつける共通のものが見える。 問題は…

「旧約聖書に見るイエスと神の御国について」

序)主イエスは、主の祈りの中で「御国が来ますように」と祈られた。この祈りは、果たして新約においてのみ有効なのだろうか。いや、そうではない。天地創造から黙示録まで貫かれた神の偉大な計画の完成を願うという、人類の救済とそこから召された者の使命…

要約「現代の霊感論」 R.A.フィンレイソン

序) 現代の神学界の状況は、聖書に神の権威を与えず、私たちに影響を与える超自然的霊感は認められていない。それは教会が培ってきた歴史的信仰からの離反があるからである。その思想は、人間の経験と啓蒙の権威をもって聖書の権威に代えるという、神が私た…

組織神学序説ノート

ニカイア・コンスタンティノポリス信条⇒キリスト論に重きを置いて告白するもの。信仰告白によって、キリスト教会の歴史がわかる。その信仰理解の中で、もっと豊かに神を知ることができる。 ① 自分が信じる神についてどのようなイメージを持っているか。現在…

◎要約「神について」J.I.パッカー/山口昇訳

Ⅰ部 主を知る1章 神についての研究① 神を思うことは、心を謙遜にし、広大にすることと同時に、特に、心を慰めるものである。キリストのことを思うとき、あらゆる心の痛みはいやされ、神について黙想するとき、あらゆる悲しみは消え去り、聖霊の力により、あ…

【ジェフリ・W・ブロミリー著「霊感についての教会の教理」

要約 序 教会の霊感の教理は、聖書自体の自己証言を出発点としており、それは聖書が神のことばであるという理解と無謬性への信頼において成立している。聖書でいう霊感とは、それは聖霊の働きであり、必然的に神的起源と権威から生まれている。霊感は、人間…