北海道開拓の村は野外博物館です。
北海道開拓時代の建物が移築、または再建されている、どことなく懐かしさを思わせる町並みになっています。
今回は桜咲き始めだったので、どのくらい建物とマッチしているかがポイントでした。
入村してまず目につくのは、何と言っても北海道開拓使庁舎です。この建物は移築ではなく、再現したものです。しかも見た目だけ再現なので、中に入ると普通の近代的なビルの中という感じです。
それでも、入り口付近にあるエゾヤマザクラとのマッチングは最高でした。
開拓の村の建物は古い洋風の建物だったり、日本の伝統的な古民家だったりするわけで、桜との写真映りが最高なのです。
染物屋さんの場合は、染物屋さんの藍色の幕があるおかげで、奥の桜のピンクがよりきれいに映ります。
また裏側からのショットも美しいです。
開拓の村の楽しみ方の一つは、裏側からの景色です。多くの人は、当然、表側から見た建物と屋内の様子しか見ないと思います。しかし、建物は裏も回り込んで見学できます。
そうすると、見る角度を変えただけで、色々な発見があるのです。
例えば、建物の中からは全くその位置が確認できない便所も、裏にまわるとその位置がわかり、暮らしていた人にとっての便所の重要度がわかってきます。
写真は手宮駅長宅ですが、中からは便所だろうという場所は分かっても戸が開かないので、確認できません。
しかし、裏にまわるとなるほど、やはりなるべく臭いが届きにくい位置かなと分析できるのです。
楽しみ方は色々です。
私は行く度に、楽しみ方やポイントを絞っています。
今年は年間パスポートを購入したので、何度でも来られて、その都度、目標を達成したら、あまりだらだらしないで帰ることにしています。
欲張って全部見ようとすると、結局は楽しめず、きちんと見学できないで疲れて終わってしまうからです。
皆さんも、ぜひ北海道開拓の村へ来てみませんか。特に年に2回以上来る確信のある方は年間パスポートをお勧めします。
開拓の村は、大人一人800円の入村料金が必要ですが、年間パスポートは1500円で購入できます。すると2回で十分元を取ることができます。
歴史の勉強に、また一人散歩の場として、お休みの日ののんびりスポットとして、心より、おすすめいたします。
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