のりさんのブログ

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キリスト教会史二学期授業終了

今日のキリスト教会史の授業は、「イングランド宗教改革からピューリタン運動、そして諸教派の形成まで」でした。

イングランド宗教改革の大きな特徴として、その発端にイングランド国王ヘンリー8世の離婚問題がありました。そこから結果的にピューリタン運動・諸教派の形成へとつながります。

その中で国教会によるピューリタンたちへの弾圧等があって新大陸アメリカへの移住が進みます。そのアメリカが結果的に、日本にペリーを送り、開国を迫り明治維新となって日本にプロテスタント宣教が始まりますが、その宣教師たちの殆どはアメリカから来た人たちでした。

つまり日本人の私たちが福音を信じて今クリスチャンとされている歴史が、ヘンリー8世まで遡ることができるという視点から、人間の罪深い歴史の中に神様の憐れみ深い御手を覚えずにはいられないことを、皆さんと一緒に話し合いました。

それで今日は二学期最後の授業でしたので、来週はいよいよテストです。

早いですね。もう二学期が終わります。三学期からは、少し時代が過去に戻って、宗教改革によってダメージを受けたカトリック教会の対抗宗教改革からイエズス会による世界宣教が大航海時代と相まって進むところから始まります。

そのカトリックによる世界宣教が日本にまで広がり、キリシタン時代が到来するのです。プロテスタント諸教会がヨーロッパですったもんだしているうちに、カトリック教会は、アフリカ、南アメリカ、アジアへ宣教に向かうというすごい行動力。海外宣教に関してはカトリックの方が大先輩。

 

プロテスタントは、そもそも福音宣教というカテゴリーが芽生えていなかったのです。これまで宗教改革後も幼児洗礼によって、最初からクリスチャンありきの世界が続いていたので、伝道の意識がなかったと言えます。