のりさんのブログ

時々、色々とアップしてます。

北海道開拓の村の楽しみ方

 

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 北海道開拓の村は通年で楽しめる、北海道の観光スポットの一つです。

 愛知県にある明治村等と比較すると、見劣りはするかも知れませんが、北海道の歴史を味わう意味においては、北海道開拓の村は、最高の野外博物館という事ができます。

 

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 ここで、その楽しみ方をご紹介したいと思います。

 まず、他のテーマパークでもそうですが、入ったからには全部回りたいという心理は理解できます。私もそうです。でも、そうなると、最後の方になると、疲れてしまい、全部同じ建物に見えてしまい飽きてきます。つまり、本来、もっと楽しめるはずの場所なのに、実は入場料の800円分も楽しめないということになるのです。

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① もし、一回きりでもう来られない方でしたら、やはり王道である、メインストリートを左側の建物から順に見学し、奥野沼地まで行っても良いですが、浦河公会から左に曲がり、青山家の鰊御殿を見学するルートで裏側を折り返すのです。そこから、また旧札幌駅を模した受付のある方まで進みながら、有島武郎邸や松橋家、手宮駅長公宅を見学し、今度は開拓使庁舎を模した集会施設前から馬車鉄道に乗ります。これは有料です。発車時刻がありますので、事前にチェックが必要です。

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 その馬車鉄道に乗ると、一気に農村部まで連れて行ってくれます。

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馬車の中で馬の香りとメインストリートの風景を楽しんだら、停車場のある旧ソーケシュオマベツ駅逓所を見学し、時間があれば開拓小屋のある方まで行きたいところですが、そうなるとかなり疲れが出てきますので、メインストリートに戻りながら、最初に見学しなかったメインストリートの反対側の建物を見ながら、戻っていくのがスタンダードでしょう。

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② しかし、一年のうちに何度も来ることができるならば、入場時に年間パスポートを購入することをお勧めします。基本的に入場料800円ですが、年間パスポートはなんと1500円です。2回行けば元が取れるのです。1500円で一年間自由に出入りできるわけですから、これはお得です。しかもこのパスポートがあれば、開拓の村食堂も、本人入れて2名まで割引料金で利用できます。

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 そうなると、もう少し、じっくりと一軒一軒の建物や歴史を感じながら見学が可能になります。しかも、何度でも来れると思うと、2~3軒だけ見て帰ることもでき、散歩をしに来るとか、ぼーっとするために来るとか、特別、見学しなくても、古い、昔の建物が立ち並ぶ町で、リトリートできるのです。ここには、古い町並みだけでなく、森林や沼地もありますので、小鳥やセミ、カエルの声、またオニヤンマやシオカラトンボイトトンボの飛ぶ原風景の中、自然が好きな人でも、十分、癒しの空間となります。

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③ 私の楽しみ方の一つとしては、テーマを決めて見学するという方法です。

 たとえば、「便所」。

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 それぞれの建物には、当時の便所も再現されています。その便所のつくり、デザイン、場所によって、その家の豊かさや、文化、生活感が伝わってくるのです。トイレ事情は人間の歴史とともにいつも一緒にありました。中世ヨーロッパでは汚物を道端に捨てていたような時期がありましたが、日本人はかなりきれい好きで、また公共性や協調性が強いのか、小綺麗にする文化があり、便所も早いうちから工夫がされていました。

 

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 開拓の村の建物は、近代日本のものではありますが、そんなテーマを持って見学すると、また新しい発見があるものです。ちなみに、見学場所にある再現されている便所は使用しませんように注意。文化財ですので、用を足すなら施設内にある所定の公衆トイレでお願いいたします。

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 ざっと、楽しみ方をご紹介しましたが、まずは、一度行ってみる。これが大事です。お気に召さなければ、相性もありますので、それは仕方がないことです。でも、一度、言って損はしないと、私は思います。ぜひ、北海道開拓の村にお越しください。

 

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