のりさんのブログ

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黙想:キリストとの交わりの中へ

"神は真実です。その神に召されて、あなたがたは神の御子、私たちの主イエス・キリストとの交わりに入れられたのです。"
コリント人への手紙 第一 1章9節

 私たち人間には多くの交わりがあります。交わりということばは、交際とか、交流と言うと分かりやすいかも知れません。

 そうすると、家族や友人知人関係がその対象であったり、ときにペットなどの動物かも知れません。

 

 しかし、その交わりには、時に傷つけられたり、傷つけてしまったりすることがあります。それは、近い存在の家族、夫婦でもよくあることてす。

 なぜ、血のつながりのある家族で分かり合えないのか、どうして愛し合って結婚したのに、本当の意味で愛し合えないのか、多くの人はそこに苦しみを覚えているのではないでしょうか。

 しかし、聖書はそこに解決の光を提供します。それは、決して裏切らず、決して傷つけない、100%依存し委ねて良いお方との交わりにこそ、本当の交わりがあり、その交わりによって、他者との交わりにも平和を与える真実の道です。

 それを計画して与えてくださったのが、唯一真の神です。使徒パウロはその神のことを真実であると言っているように、この世がどんなには不真実でも神こそが真実である、私たちの全てを委ねて良いお方として指し示しています。

 その真実の神が、私たちにイエス・キリストを与えて、このキリストとの交わりに入れてくださったのです。キリストとの交わりとは、もはや交際とか交流ということ以上に「結合」と言えるでしょう。

 それは、このキリストと心身ともに繋がることこそ、私たち罪人すらきよい者として造り変える唯一の手段だからです。なぜなら、このキリストこそ、神の御子だからです。神ご自身であるお方が、神から離れてしまった人間を取り戻すために人間の姿で来てくださった。

 そして、私たちが本来そうなるはずであった神との完全な断絶を通って、神のさばきを身に負われたのです。それが十字架です。

 そのことにより、このキリストを信じる者の罪を赦し、このキリストがそうであるように私たちをも神の子どもとしてくださるのです。だから、私たちとキリストが繋がるのです。

 キリストと繋がることで、私たちはキリストのように、父なる神を心から愛する者へと変えられます。そして、隣人を自分自身のように愛する者へとも変えられて行きます。

 ここに、他者との関係の再構築が起こり、これまで傷つけ、傷つけられてきた関係にキリストにある平和が訪れるのです。そのために、私たちは神を信じキリストを我が救い主と受け入れなければなりません。

 あらためて、今日、神の真実に触れ、神の御子であるイエス・キリストを受け入れて、キリストとの豊かな交わりに入れられてまいりましょう。