この度、地引網出版から発刊された「新・神を愛するための神学講座」。
著者は、私の神学校時代の恩師で、現在、苫小牧福音教会の牧師水草修治先生です。
私が水草先生を通してこれまで学んできた組織神学を更に分かりやすく、また整理して、地引網出版の月刊誌「舟の右側」に連載し、そこに加筆して出版となったようです。
まさに水草先生がしゃべっているような文調で、神学書でありながら決してアカデミックで格式ばったものではありません。一般の信徒も読めるように、難しい神学用語も噛み砕いて語られています。
また、提示の仕方が、素晴らしいです。まず主題である「神を愛するために」という前提で始まり、その愛する方の啓示の方法として、一般啓示と特別啓示がある。さらに、その特別啓示として神は聖書を人間にお与えになったという順で、最後は終末論まであります。
ぜひ、手にとって読んでみてください。なぜ、聖書が誤りなき神のことばであるのか。なぜ、そのことを信じることが大事なのか、なぜ、そこに価値があるのか。
そのようなクリスチャンとして基本的ながら忘れ去られがちな点に目を開かせてくれるはずです。
