のりさんのブログ

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息子との別れ…その3

 結局、司法解剖しても、科学捜査研究所での薬物検査をしても死因を特定することができなかった。

 息子の足取りは、1月3日夜11時過ぎにマックで買い物をしたことが、レシートからわかっている。その後は帰宅したと思われ、1月4日の0時半くらいにYouTubeの閲覧履歴が自宅のノートパソコンに残っていたことから、死亡したのはその後ということになる。

 息子はほぼこたつ生活で、ストーブは使用していなかった。だから、昨年末から年越しまで続いた寒波による影響は確かに受けており、外気温はマイナス10℃を下回るほどの寒さだった。しかし、警察の調べでは死因は低体温症からの凍死でもないとのこと。

 つまりどこも死に至るような欠陥がないにも関わらず、命だけが召された状態。それは、まさに天に召されたとしか言えない状況。

 死亡診断書は死体検案書という名称になり、昨日区役所へ死亡届を出した。そこで火葬許可書ももらい、いよいよ明後日18日(月)16時からは一般の方向けの会葬となり、19日(火)は近親者のみで告別式が行われる。

 一輝の死亡推定日時が1月4日未明だとすると、葬儀まで遠かったと思う。まる二週間、息子の遺体は警察と北大を行ったり来たりして、今は葬儀屋さんの安置室に置かれて、ようやく彼の所属する東栄福音キリスト教会へ移動となる。

 でも、覚えたい。彼の霊は既に神のもとにあることを。確かに別れは辛い。しかし、彼に対する後悔で押し潰されてはならない。私も至らない父親だった。そのことはそのこととして悔い改める。しかし、神が私たちに求めておられるのは、亡骸に執着して悲しみ続けることではない。むしろ、既に神のもとにある祝福の恵みに感謝し、このことを神の恵みの業であると証しすることである。

 それを最善を尽くして行うとき、彼の死が悲しみだけで終わらない永遠の祝福への門出として喜ぶことができるのだから。

"あなたは務めにふさわしいと認められる人として、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神に献げるように最善を尽くしなさい。"
テモテへの手紙 第二 2章15節