のりさんのブログ

時々、色々とアップしてます。

仮定の質問には答えられない?

最近、政治家の方々が、ほぼ口を揃えて、言い逃れのための決まり文句を活用している。

それは「仮定の質問なので意見は差し控えたい」というものだ。

これは面白い。政治って、仮定のはなしはタブーなのか?そもそも、法律を作るのだって、もしかしたら、こんなことがあるかも知れないという前提のもとでできているのではないか。

ある犯罪を仮定し、ある人的ミスを仮定し、人間の弱さを仮定して法律ってできているのではないか。つまり、政治家は仮定の話から逃げてはならないのだ。仮定の話だから、そうなったときはこうするとか、そうならなかったときには、こうしないとか。行政として、もしどんなことがあったとしても国民を守るという決意は、その仮定の話から具体性を持ってくるのではないか。

 

最近は、この「仮定の話だから」という言い訳で、大事な質問から逃げている答弁が目立ちすぎる。そんなに、責任を取るのが嫌なのか、そんなに政権の座を守りたいのか。守るものはそれで良いのか。守るものは自分の座ではなく、国民の生活ではないのか。そうであるならば、私たちの生活にはいつも、もしこうなったらどうしようということの連続である。

 

そこに切り込まなくて何が政治なのか。もっと仮定の話を明らかにして、きちん質問に答えて、だから俺に任せておけと言ってもらった方が気持ちが良い。それを実現するから行政ではないのか。

宜しくお願いしたい。